主観だらけのヘッドホンblog

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Philips 『SHE9700』

軌道に乗るまではまだまだ時間がかかりそうですが、
地道に更新を続けていきたいと思います。がんばります!
今回は、大人気のPhilipsカナル型イヤホン『SHE9700』です。
※7月17日 大幅に加筆修正しました。

      

○購入価格 (購入場所)

2990円 (インターネット通販:e☆イヤホン)

○音の印象

低価格にもかかわらず、非常に心地よい低音を鳴らしてくれるヘッドホンです。
とにかく低音の量が多いのですが下品ではなく、厚みも充分です。
それでいて他の音域を邪魔しておらず、
中~高音域にかけても音がすっきりと通って聴こえます。
低音域に目が向きがちなイヤホンではありますが、
クラッシュシンバルの残響まできちんと表現する高音域も、その魅力の一つでしょう。
各音域がそれぞれの個性を持って主張してくるような、そんなイヤホンです。

密閉型で遮音性は充分ですが、背部に空気口があるようでそこから少々音もれがします。
通常の音量で使う分には電車内でも大丈夫かとは思いますが、
エレベーター内などでは注意が必要かもしれません。
空気口のおかげか、低音強調のカナル型でありながら音のこもりは感じません。

原音忠実性は低めながら、非常にモニター的な鳴らし方をします。
これは、分解能の高さが原因のように思います。
分解能が高いので、音がばらけて鳴る。
その結果、『音の一体感』よりむしろ『モニター的な冷静さ』を感じるといった印象です。

音と音の分離が良いと感じる大きなポイントは、無音部分の表現にあります。
いわゆるホワイトノイズ(無音時に「サー」と乗る音)がほとんど感じられず、
これが音楽の表現に『非常にクリアで明瞭な感じ、透明感』といったものを与えています。

ホワイトノイズは無音時や無音部分にのみ乗るものではなく、音が鳴っていても乗るものです。
これによって、音楽のかもしだす雰囲気が変わることもあります。
このイヤホンは、鳴らすべきところは鳴らす、鳴らさないところは鳴らさないという、
出音のメリハリがはっきりついているため、
音と音の間に分離感が生じているのではないかと思います。

音場の広がりについては、充分満足です。
カナル型にしては広い方かなと思います。
価格を考えれば充分すぎるほどでしょう。

総じて、人気のある理由が良くわかる、すばらしいイヤホンだと思います。
この価格でよくもこれだけのものを作ったなぁと感心してしまいます。

ものが良いので、ついつい厳しい目で見てしまうというせいもあるのですが、
いくつか気になる点もあります。
一番気になったのは、「音に一体感が欠けるように思える」という点でした。
音楽に包まれるような心地よさ、グルーヴ感が少なく、
「わくわく感」に欠けるイヤホンという印象です。
なお、このことは『音の分離の良さ』とトレードオフの関係にありますので、
音の分離が非常に良いこのイヤホンについて、
音の一体感をデメリットとして挙げるのは、ちょっとずるいのかもしれません。
(『トレードオフ』とは、ある2つの事柄の間にある関係が、
 『どちらか一方が良いと、どちらか一方が悪くなる』という関係にあることです)

また、厚みのある低音が鼓膜に飛んできますので、
カナル型ということも手伝って聴き疲れしやすい点にも注意が必要です。

繰り返し申し上げるように、この価格帯のカナル型イヤホンとしては、
非常に良く出来た逸品と思います。
8000円程度で売っていても、決しておかしくないと思います。
特に低音が好きな方は、手放せないパートナーとなることと思います。

○似ている機種

同社のヘッドホン『SHL9600』と、音の方向性が似ています。
SHL9600から分解能を高め、中~音音域に量感と迫力を足し、
各音域のエッジをくっきりとさせると、SHE9700に近づくように思います。

あるいは、SHL9600と同様にKOSSのPorta Proにも似ています。
豊かな低音がぐいぐいと鳴って、高音がすーっと通り抜けて行くという意味では、
保有機種ではありませんが、BOSEのTriportっぽい音と評してもいいかなと思います。

○ハードウェア面の印象

カナル型で、イヤーチップはSMLの3種類付属しています。
他のイヤーチップに比べ、少々大きめのサイズ設定です。
耳の小さい方は、あるいはイヤーチップを別に用意する必要があるかもしれません。
耳への挿入の仕方によって音が全く変わってきますので、
『耳に入らないし音もよくない』というレビューは、
ある意味正確ですが、大きく本質を外しているかもわからんと思っております。

コードは…普通かしらと思っていましたが、硬めです。訂正します。すみません!
左右分離前までの部分は不満ありませんが、左右分離後の長い方については、
そんなに乱暴に扱っているつもりはないのですが、早くも波打っております。

コードの耐久性はそこそこ良さそうです。安いのに、意外としっかりした作りです。
右耳のイヤホンを首の後からぐるっと回す、いわゆる「U字型ケーブル」なのですが、
左耳が妙に短く感じます。何だか不思議な感じですが、別段不便とは感じません。

なお、本体がブリスターパックに思いっきりフィットして梱包されていますので、
取り出すときにはやさしく扱ってあげて下さい。
また、私のものはパッケージのミシン目が妙に甘く、ほとんど機能していませんでした。
PHILIPS製品には良くあることですが、がんばって開けましょう。

この価格帯ではめずらしいことに、立派なキャリングポーチが付属しています。
イヤーチップと延長コードもこのキャリングポーチに収められていますので、
開封したときに「付属品足りないんだけど!」と電話しないように気をつけましょう。

○価格など

参考価格は3000円前後です。
カナル型イヤホン史上では最高のコストパフォーマンスだと思います。
その人気ゆえかどこも品薄で、現在では手に入りにくい品物です。
1~2ヶ月待ちが当たり前のようになっています。
当ブログでも、購入出来る場所を見つけ次第ご報告していきたいと思っております。

Philipsは総合メーカーなので、ヘッドホンのみに注力しておらず、
生産中止の判断や、マイナーチェンジによる
音質改変(改善とは限りません)がしばしば行われますので、
ほしい場合にはちゅうちょせずに買ってしまいましょう。

(音のバランス)
高音域:☆☆☆☆ (驚くほどきれいに鳴ります)
中音域:☆☆★   (艶っぽさよりも明瞭さを感じます)
低音域:☆☆☆☆★(すばらしいですが、量がちょっと多すぎるかもしれません)

(主観評価)
総合的な音の良さ  :☆☆☆★ (再度修正しました)
ハードウェア面    :☆☆☆   (イヤーピースが大事です)
コストパフォーマンス:☆☆☆☆☆(カナル型イヤホンで最高クラスです。6点あげたいです)
お気に入り度     :☆☆☆☆  (hp101とこれで、カナルは大満足です)

得意ジャンル:ロック、ポップス、ジャズ
苦手ジャンル:あまり無いように思います。強いてあげれば打ち込み系?
オススメCD:LED ZEPPELIN 『LED ZEPPELIN』
        不足しがちな「一体感」を感じることができるので、
        非常に相性がいいと思います。

※評価方法などはこちらをご覧下さい。
※エージング前の評価です。
カナル型イヤホン | コメント:0 | トラックバック:0 |

marantz 『HP101』

ヘッドホンのblogと書いておきながら、
初回はmarantzのhp101を紹介したいと思います。
※7月17日 加筆修正しました。
※7月25日 ハードウェア面に不良を追記しました。
※7月30日 エージングの変化により、低音域を中心に加筆修正しました。

hp101-1.jpg   hp101-2.jpg

○購入価格(購入場所)

8800円(銀座三越)

○音の印象

群を抜いてすばらしいのが高音域で、非常に伸びがきれいです。
アルミ削り出しということだったので、
エッジのきつい硬い音かなと思っていたのですが、
おどろくほど繊細で、とてもやさしい音です。
出音がなめらかでアタックもきつくなく、聴き疲れしません。
長時間の使用にも耐えるイヤホンという印象です。

中音域の表現もうまく、ボーカルがとても艶っぽく聴こえます。
クリアで明瞭ながらしっとりとしている感覚は、hp101独特です。
hp101の魅力は、中~高音域にあるように思います。

低音域はおとなしいです。量や厚みがあまり無く、迫力はありません。
しかし著しく不足はしておらず、最低限必要なものは持っていると思います。
品がいいと言う表現もあてはまるかもしれません。

※低音域につき、7月30日追記いたします。
 エージングを進めるにつれ、段々と低域の量が増えてきました。
 他の音域とのバランスを損なわない程度に充実してきております。
 しかし、多いとまでは感じません。

同価格帯のカナル型はドンシャリになりがちですが、
HP101は比較的フラットで品のいい音を鳴らしてくれます。

カナル型イヤホンですが、こもりは全く感じません。
非常に透明感のある音ですが、しっとりとした音を鳴らします。

分解能もそこそこです。一体感を持ったまま鳴っている印象です。

音場の広がりは、同価格帯のカナル型イヤホンとしてはいい方だと思います。
立体的な空間表現はやや苦手ですが、空気感は伝わります。
交響曲よりは室内楽というイメージです。

イヤーピースをぎゅっと押し込んでも低音域は細めと感じましたが、
エージングにより量が増えたように思います。
ロックやポップを「ノリよく」聴くには向かないかもしれませんが、
通常楽しむ程度であれば充分に使えます。
なお、音圧が弱いために迫力には欠けます。
BMPの早い音楽などには合わない可能性があります。

○似ている機種

保有機種の中では、AKGのK501に近い方向性を感じます。
K501の音場を狭くして、音の陰影にメリハリを付け、
低音域を増やすとHP101に近づくかな?といった印象です。

あるいは、B&OのA8にも近いかもしれません。
A8の方が高音が上ずっており、HP101の方が音がしっとりしています。
金管楽器はA8、弦楽器はHP101の方が好きです。
A8の方がダイナミックで、HP101の方が繊細かなと思います。

○ハードウェア面の印象

イヤーピースがビニールのような感触で、装着感はもう一つでした。
充分奥まで入れて密閉性を保たないと、このイヤホンのよさは半減します。
もとから低音が少ないことを考えますと、イヤーチップが合わない人にとっては、
決定的に評価が下がりそうです。
なお、SHE9501のイヤーチップが使えました。
付け替えによって、しっとりからややあっさりな響きになりました。
コンプライイヤーチップが使えるかどうかをメーカーに問い合わせ中です。
7月30日現在、最終的な返答は頂いておりません。

コードは非常に硬めです。
しっかりした作りのキャリングポーチが付属しています(写真2枚目)が、
これに丸めて入れるのはためらわれてしまいます。
タッチノイズは軽減努力が見られますが、
カナル型である以上は相応に覚悟が必要でしょう。

また、豪華な手作りの化粧箱に入っています。
だから何だと言われればそれまでですが、何となくうれしいです。

※7月25日 追記
延長コードの「イヤホンとつなげる側のプラグ」のカバー部分(持つ部分)が、
すぽん!と取れてしまいました…
意外ときゃしゃなつくりに驚きです。
交換対応してもらってきます。

○価格など

参考価格は8800円、基本的に値引きされる商品ではないようです。
これ一台で何でも聴けるというものではないので注意が必要ですが、
コストパフォーマンスについては、クラシックに関していえば保有機種中でも最高クラスです。
また、エージングが進むにつれ音にメリハリがつき、万能型に変化していくように感じます。

外で使うというよりは、室内でリラックスしながら使うことが多くなりそうなイヤホンです。
高級オーディオの世界には手が届かないけれど、
繊細な音楽を心地よく聴きたいという方にはオススメです!

marantzに問い合わせたところ正規代理店にしか置いていないそうなので、
非常に買いづらいです。ご注意下さい。

(音域別評価)
高音域:☆☆☆☆☆(文句なしの満点です。すばらしいです)
中音域:☆☆☆★  (クリアなのに艶っぽいです)
低音域:☆☆☆    (エージングによって増えてきます)

(主観評価)
総合的な音の良さ  :☆☆☆☆  (非常に上品な音です)
ハードウェア面    :☆★     (イヤーチップが独特なのと、延長コードの件で)
コストパフォーマンス:☆☆☆☆  (1万円を切るとは思えません)
お気に入り度     :☆☆☆☆★ (家用ですが、愛用しています)

得意ジャンル:クラシック、ヒーリング、ポップス
苦手ジャンル:ロック
オススメCD:VIVALDI 『THE FOUR SEASONS』
        弦楽器の音色がすばらしいです。
        音楽の美しさを再発見させてくれるイヤホンです。

※評価方法などはこちらをご覧下さい。
※エージング中の評価です。
※当サイトは、商用サイトとは何の関係もありません。這個網站,也沒有商務網站是什麼的關係。
 詳しくはこちらをご覧下さい。詳細請看這邊。
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