主観だらけのヘッドホンblog

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雑記 音の科学 Pioneer SE-CLX9をいじって遊ぼう!

先日、ビックカメラのワゴンセールで、PioneerのSE-CLX9を手に入れました。
カナル型イヤホンなのですが、イヤーチップが交換できるのはもちろん、
ノズルを交換することで音の傾向(音域バランス?)を調整することが出来るという、
なんとも冒険心あふれる一品です。

High tune Level 2
High tune Level 1
Standard
Bass tune Level 1
Bass tune Level 2

と、五種類のノズルが付属しております。

そこで、ノズル毎にハードウェアとしてどんな違いがあるのかを調べてみると、
以下のような感じになりました。

  ノズルの太さ メッシュ部分
H2   太い     粗い
H1   中位     粗い
S    太い     細かい
B1   中位     細かい
B2   細い     細かい

メッシュ部分は、インナーイヤー型イヤホンでいうところの
アタッチメントだと思えば理解しやすいと思います。
S以下はアタッチメントあり、H1以上はアタッチメント無しという感じの音の違いです。
高音は遠くまで届きますが、遮蔽物に弱いという特徴があります。
お隣さんや上の階から壁を隔てて聴こえてくるの騒音は、
ドンドンという低い音であるのが一つの例です。
ですから、メッシュが細かい(=アタッチメントがある)と、
メッシュの目を高音が抜けられず、逆に低音は難なく通過するので、
結果として低域が強調されるように聴こえるというわけです。
(決して、メッシュの部分で低域が「増幅」されるということではありません)


ノズルの太さは、例えば小さい頃、
紙をまるめて耳にあて「わっ」とやったことがありませんか。
そして、その筒を通すと、友人の声が低く聞こえてくる印象があったかと思います。
ホースと水圧の関係と同じで、筒が細いほど、音の進みはレーザー光線のように速く鋭くなります。
金切り声が遠くまでよく通るように、
高音は遠くまで届きますが、低音は離散し減衰しやすい音です。
ですので、筒が細いほど、低音がよりダイナミックに鼓膜に到着するというわけです。


まとめると、

・高音は遮蔽物に弱いが、空気中を伝わる力は強い
・低域は遮蔽物に強いが、空気中を伝わる力は弱い

ということです。

なお、H1とSを比べると、H1の方がノズルは「細く」出来ていますが、
これは、メッシュによる影響のほうが、太さによる影響よりも強いことを体現しています。


と、うんちくを並べてみたところで、
じゃあ一体どれがオススメなのよということになりますが、
色々と試してみた結果、以下の組み合わせが最も「好み」であることがわかりました。

イヤーピースはM、イヤーホルダー(というものがあります)はSで、
hf5のごとくお耳の奥までぐいっと入れます。
ただし、耳に隙間が出来ると低域が著しく減衰するので、
イヤーピースはSではなくMを選択しました。
Lにすると密閉度は高まりますが、鼓膜が圧迫され気持ち悪い上に耳の奥まで入らないので
私のサイズではMが最適でした。

イヤーホルダーは小さければ小さいほど邪魔にならず、奥まで入れることが出来ます。
逆に耳の入り口近くで構えたい方は、これをM以上にした上でイヤーピースのサイズも大きくし、
耳の入り口で密閉度を稼ぐというのも手です。

先述のとおり、低域は減衰しやすいので、
なるべく密閉度は高く、かつなるべく鼓膜に近いところに持って行った方が、
その減衰を抑えられることになります。
低域があっさりした方が好みの方は、その逆を選択すればOKです。
なお、BA型は低域が弱く高域が美しいという評価がありますが、
これも他聞に漏れずその傾向を踏襲しています。
ので、低域を稼ぐためにそのように設定してみました。

問題のノズルは、H2で決定しました。

諸所見る限りでは、評判がいいのはB2のようです。
低域不足になりがちなBA型の欠点を補う上では、それもまた納得の選択です。

個人的には、低域は先述のとおりイヤーピースと装着法で稼ぎ、
その代わりノズルでは高域を重視してみました。
理由を箇条書きにすると、以下のとおりです。

・BA型の特徴である美しい高域をダイレクトに聞きたかったので、
 メッシュは粗い方を選択した。

・ノズルが細いと、低域が稼げる反面鼓膜に届く段階で高域が埋もれてしまうので、
 出音の部分で高域を充分に取るために太い方を選択した。

要するにこれらは一長一短ですので、べストの選択というものはありません。
「何を重視するか」を考え、それを達成するために最良の選択をするのがよいと思います。



ごちゃごちゃと書いてきましたが、今一度まとめます。

・イヤーピース、イヤーホルダーは小さめにし、奥まで入れるのがオススメ。
 ただし、イヤーピースは密閉が損なわれるほどに小さくしない。

(以下、上記のイヤーピース、イヤーホルダー、装着法を前提として)

・High tune Level 2
 BA型の特徴である美しい高域を楽しみたい人にオススメ。
 高域がすっきり、低域は装着方法で最低限カバーできる。
 当ぶろぐ一番のオススメ。

・High tune Level 1
 高域を楽しみつつ、不足がちな低域を補いたい人にオススメ。
 高域がややつぶれるが、H2でスカスカと感じた場合、それが改善されるかも。
 二番目のオススメ。

・Standard
 High tune Level 2にアタッチメントを装着したものと考えればOK。
 どっちつかずで、H2のいい点とアタッチメントのいい点を犠牲にしてしまうため、
 あんまりオススメできない。

・Bass tune Level 1
 High tune Level 1にアタッチメントを装着したものと考えればOK。
 H1で高域の上ずった感じが気になる人にオススメ。

・Bass tune Level 2
 BA型の短所である低域不足を何とかしたい人にオススメ。
 最もバランスのよいイヤホンに仕上がるが、
 BA型の個性を生かすという意味でオススメしていない。

という感じです。

さて問題は、発売後数年経ちもはや店頭ではあまり見ないCXL9に対し、
この記事が需要あるのかということです。
というか、無いということです。
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