主観だらけのヘッドホンblog

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AKG 『K26P』

最新機種と言っても、旧機種のマイナーチェンジという程度のものが多いです。
基本的なアーキテクチュアは変えず、細部の見直しをすることで新商品とするわけです。
もちろん音は同じではありませんが、あまり大差ない様にも感じてしまうわけで、
そういう意味ではこういうレビューもありかしら?と思い、レビューしてみます。
今回ご紹介するイヤホンは、AKGのK414Pのオールドタイプ『K26P』です。

※画像は例によって準備中です。期待せずお待ち下さい。

○購入価格 (購入場所)

3000円程度 (オークションにて中古品(ほぼ新品)を購入)

○音の印象

ポータブルヘッドホンの雄、AKGのK414Pの旧機種です。
当時まだ少なかったポータブルヘッドホンというジャンルを切り開いた立役者でもあり、
K414Pと合わせ、今なお愛用者の多いヘッドホンです。

低音域は特に多いです。包み込むような低音は、
温かみのある曲はしっとりとやわらかく、
激しい曲はパワフルなバスを効かせて鳴らします。
キレはあまりなく、輪郭がぼやけている印象ですが、
それがかえってK26Pの個性を引き出しています。
小さなボディにありったけの低音を詰め込んだような印象です。
ただ弊害として、こもりを感じます。

中音域は適度に聴こえます。特筆すべき特徴はありませんが、
多い低音に埋もれることもなく、高音をきちんと乗せるだけの量を出しています。
全体的にキレにかけるので、アコースティックギターの表現は苦手かもしれません。
ボーカルの表現はそこそこで、比較的万能な印象を受けます。
繊細な女性ボーカルよりは、力強い男性ボーカルの方が相性がよいと思います。

高音域は少なめで目立ちませんが、繊細さがあります。
か細いバイオリンの表現などは上手いですが、
基本的には物足りなさを感じます。

エッジはどの音域も丸いです。
輪郭がはっきりしないので、キレの良い音楽とは合わない印象ですが、
どっしりとした低音が支配的ですので、
迫力のある音楽からしっとりとした音楽まで、比較的幅広く使えます。

密閉型のヘッドホンで、音漏れはほとんどありません。
電車の中でも普通に使えると思います。
遮音性は耳乗せ密閉型としては良く、問題ないと思います。
なお、当然ですが開放感はありません。

分解能はやや悪いですが、音楽の一体感を楽しめます。
音場はやや狭いですが、低音の迫力を体感できるという意味では良いです。

学生さんなど若い人に愛されそうなヘッドホンです。
特に、低音が好きな方にはうってつけだと思います。
こもった感じを嫌う人には合いませんが、
開放感よりライブハウスのような迫力を求める人には合うと思います。
K414Pの価格という意味では、選択肢に十分入れて良いヘッドホンだと思います。
個性的ですので、購入の際には試聴を強くオススメします。

○似ている機種

K414Pは言うまでもありませんが、
K412P(K24P)とは雰囲気が異なります。
音のバランスは、個人的にはK24Pの方が好みです。
MDR-EX500と傾向は似ていますが、
EX500の方が全体的にあっさりしています。
同じ低音主体のSHL9600とも、やや異なります。
SHL9600の方が低音のキレがよく音場が広いですが、
その分個性がありません。

あまり似ている機種が無いですね…。強いて言えば、SQ5かな?

○ハードウェア面の印象

側圧が強めですが、板バネをぐいっと伸ばすことで調節が可能です。
ただ、このヘッドホンの個性である力強い低音が失われますので、
側圧を含めて愛するのが良いと思います。

頭が接するところに四角いスポンジがくっついているのですが、
これがぽろっと取れることがあり、チープさを感じます。
あわてず両面テープでくっつけましょう。

耳に当たる部分は合皮?のようですが、付け心地は悪くありません。
コードは両出しで、適度な硬さがあります。
特に扱いづらさは感じません。

気になるのは、ヘッドホンが耳に当たる「角度」です。
折りたたみの便宜から、アジャスト部分が両側とも「同じつくり」をしています。
本来顔をはさむわけですから、左右は「対称」であるべきなのですが、
左右が「同じつくり」をしているため、どうにも装着時に違和感を感じます。

また、頭頂部でヘッドバンドのサイズを買えるのですが、
髪の毛が挟まって痛い思いをすることがあります。

○価格など

すでにK26Pは発売を終了しておりますので、
以下はK414Pの価格である7000円~8000円を基準に採点致します。

(音域別評価)
高音域:☆☆    (量はありませんが、質は悪くありません)
中音域:☆☆☆   (無難な印象です)
低音域:☆☆☆☆ (量は多いですが、ぼわつきます)

(主観評価)
総合的な音の良さ  :☆☆★  (こもる感じが残念です)
ハードウェア面    :☆☆☆ (なぜ左右対称じゃないんだろう…)
コストパフォーマンス:☆☆    (少々お高いです)
お気に入り度     :☆★   (こもりが苦手なので低めです)

得意ジャンル:重めのロック、しっとりバラード
苦手ジャンル:すっきりポップ、クラシック
オススメCD:9mm Parabellum Bullet 『VANPIRE』
        これ以外無い!というくらいのベストマッチです。
        かみじょうちひろさんの嵐のようなドラムが、嵐のように響きます。
        2~4曲目が特にたまりません!最高!!

※評価方法などはこちらをご覧下さい。
※エージング中の評価です。
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